10月21日(日)お天気は快晴です。
今日は、まごころランドの利用者さん、みんなが楽しみにしている、移動支援の日。今日は、忍者さん、語り部さんと一緒に和歌山城を散策します。
一か月ほど前から、和歌山市役所和歌山城整備企画課の石垣さん、忍者の頭領の川島さんと相談しながら、企画を練ってきました。
去年に続き、2度目の利用で、忍者さんは、まごころランドの利用者さんを覚えてくれていました。
今回は、和歌山市役所の駐車場も確保して頂き、本当に、いたれり、つくせりの移動支援で、本当にうれしかったです
まずは、去年と同様、くら寿司で、腹ごしらえです。
たくさん食べて、いよいよ和歌山城へ。
なんと、石垣さんに何度も聞いていたのに、駐車場を間違えてしまい、お休みにもかかわらず、石垣さんが駆けつけてくれて、確保してくれていた駐車場まで、誘導してくれました。本当にごめんなさい。
しょっぱなから、迷惑をかけたにも関わらず、満面の笑顔で迎えてくれました。
忍者さんの顔ぶれもすっかり変わっていましたが、川島さんの笑顔は、1年前と同じでした
さあ、いよいよ散策スタートです。
途中要所要所で、語り部さんが、説明をして下さり、お話を聞きながら、ゆっくりと和歌山城の天守閣を目指しました。
語り部さんのお話に、みんな興味しんしんです。
何を見ても楽しい、せな君です。
あやみちゃんは、2回目の経験で、余裕しゃくしゃくです。
みんなは、頑張って石段を上ります。
2度目の挑戦だったため、今回は、ちょっと楽だったかも・・・
でも、ヘルパーの方が、ちょっとばて気味でした。
本当に気持ちよかったです。
語り部さんのお話を聞いている内に、不思議な感じになりました。ずっとずっと昔・・・私達が立っている同じ場所に、同じように立って、和歌山城を見つめていた人達がきっといたのだろうと・・・
なんとなく、命も、時間もつながっているんだなって・・・ 生かされている事に感謝、介護の仕事をさせて頂ける事に感謝です。
最後は、和歌山市役所の石垣さん、語り部の山田さん、忍者さんも一緒に記念撮影です。
本当に楽しくて、別れるのが悲しかったのか、あやみちゃんは、自分から手を差し出しました。
今回の移動支援は、利用者さんはもちろん、私達スタッフにとっても、感動の一日でした。
和歌山市役所、和歌山城整備企画課の石垣さんは、お休みにも関わらず、一日私達に付き添って下さいました。
語り部の山田さんは、まごころランドの利用者さんを楽しませる事だけを考えて、一生懸命準備をして下さり、とっても緊張されていたとの事です。 でも、とっても素敵なお話がいっぱいでした。
今までは、なんとも思わずに眺めていた石垣にも、昔の方たちの英知がいっぱい詰まっている事を知る事が出来ました。私達のご先祖様はすごい!
忍者の頭領の川島さんも、他に用事があるにも関わらず、遅くまで、私達に付き添ってくれました。
感謝、感謝、感謝の一日でした。
昭和33年に再建された和歌山城の天守閣は、その大半が、和歌山市民の寄付によるものだそうです。その天守閣を体の不自由な方にも見せてあげたいと、和歌山市が文化庁と交渉し、こんな大がかりな装置を設置し、忍者さんを養成してくれました。天守閣が見える所まで来れたら、今度は、上まで登りたいと・・・みんな言うそうです。私も言ってしまいました。
でも、昭和33年に建てられた天守閣にエレベーターを設置する為には、建て直しをしないとダメだそうで、なんとかしてあげたいけれど・・・と石垣さんが、困ったようにお話して下さいました。 困らせてしまってごめんなさい。ここまで来れただけでも、十分です。
去年から始まった和歌山城搭城サポート、その前は、お城の周りを散策するしかなかったのですから・・・
多くの方達の善意があって、今私達はここに来る事が出来たんだと思うと、本当に感謝でいっぱいです。
和歌山県有田郡市を中心に支援させているまごころランドは、体が不自由になっても、介護が必要になっても、住み慣れた地域で、暮らし続けたい、いろんな所に行ってみたい、そんな当たり前の思いをかなえるため、これからも頑張って行きます!