楽しい旅になるようにとの、みんなの願いを持って、9月27日、よいちさんと伊藤ヘルパーは、広島に旅立ちました。当日は晴天、二人の笑顔も太陽のようです。
まごころランドの介護タクシーに乗って二人は箕島駅へ
電車を待つよいちさんの顔もほころびっぱなしです。
この日の為に買ったサングラス、なかなかイケてますね。
お弁当を食べ、しゃべりっぱなしの二人・・・まわりのお客さん、ごめんなさい。お騒がせしました。
エピソード1
新幹線の中ではお酒を飲まないと約束したよいちさん、伊藤ヘルパーに飲ませてくれと懇願したとの事。 伊藤ヘルパーが折れてビールとお酒を購入し、 呑んだ所までは良かったのですが、福山駅に着いた時に立ち上がれなくなってしまいました。前の座席のお客さんがシートを倒していたのと、よいちさん自身が椅子に深く腰掛けていた為、悪条件も重なり、立ち上がれなくなってしまったのです。出発する前に、「うっかりしていると、博多駅まで行っちゃうから、くれぐれも気をつけるように」 と言っていたのが現実になりそうで、誰も助けてくれず、あせってあせってやっとぎりぎりに、シートから脱出する事ができ、なんとか福山駅に降り立つ事ができました。 めでたし、めでたしです。
福山駅に到着し、二人の珍道中は終了しました。
楽しい思い出をたくさん作ってきて下さい。
介護保険には、外出の支援はありません。今回は「ねこの手」による、保険外サービスでの対応でした。障害があっても、介護が必要になっても、自分のやりたい事をやってほしい。有田の街に住む人みんなが幸せになってほしい・・・そのお手伝いを、まごころランドのヘルパーはこれからも続けます。
追伸
広島で親戚の方達に囲まれて、とても楽しい日々を過ごしているとの事。2泊3日の予定が、結局10月8日まで延長となりました。
よいちさん、心配していたお風呂もしっかりと自分で入られ、転倒する事もなく、元気に過ごされているとか・・・人の力ってすごいですね。人は最後の最後まで、目標を持てば頑張れると言う事を、教えてくれました。
今日、ケアマネさんとともに、よいちさんの今後の事について話し合いました。木原ケアマネージャーは、「関わる人により、その人の人生は変わるんだと言う事を教えてもらった。私達の責任は重大」としみじみと語っていました。障害を持ち、介護が必要になっても、私達専門職が家族と共に、チームでその人の思いを受け止めていく事が出来たら、絶対に、最後の最後までその人の人生は輝くものになります。もっともっと頑張らなければ!