ひゅーちゃんかわいー!」「ひゅーちゃん癒されるね~」そんなスタッフの声に何かな・・・と目をやると、そこには、ひゅーちゃんのサポートブックなるものが置いてありました。
作成者はお母さんです。6枚の用紙に、ひゅーちゃんの事が細かく書かれていました。
「みんなにひゅーちゃんの事をもっと知ってほしい」その一念で、頑張り屋のお母さんが一生懸命作ったのだと思うと、読みながら、涙が出てしまいました。
ひゅーちゃんに私達まごころランドが関わり始めたのは、去年の春、
あっくんの為に行動援護の立ち上げをしたまごころランドの2人目の利用者です。
今はこんな素敵な笑顔を見せてくれているひゅーちゃんも、初めて出会った日は最悪でした
私を含めた3人で訪問し、近くの河原に散歩に行ったのですが、泣くし、暴れるし、叩かれるし・・・一緒に来てくれたお母さんもオロオロしていて、お母さんがとても気の毒に思えました。
でも、今から思えば、ひゅーちゃんにしてみたら、いきなり知らない大人が3人も来て、外に連れて行かれるわけだし、怖くて、なんとか逃げ出したかったのかもしれません・・・
どう関わって行けばいいのかがわからない中で、積極的な支援は避けていました。
でも、同じ行動援護の利用者であるあっくんの事で、専門家の方のお話を聞く中で、ひゅーちゃんに対しても、何か出来る事があるのではないかと思い、夏休みは、学童が早く終わり、いつも大変な思いをしていたお母さんの為に、私達も、何かをしようと、スタッフみんなで話し合って決めました。
私達に理解が出来ないから「問題行動」の一言で片づけてしまうけど、行動を起こす本人には、必ず理由があるはず・・・その理由を少しでも理解できるように寄り添っていく・・・それが私の持論だったのに、ひゅーちゃんからは、逃げていたのかもしれない・・・
その日から、お母さんとひゅーちゃんに寄り添って来ました。
まだまだ勉強不足で、どうしていいのかわからない事ばかりです。
ひゅーちゃんも、どんどん大きくなり、1歩1歩成長して行きます。もっと、もっと、わからない事がたくさん出てくると思います。
ひゅーちゃんのお母さんが、こんな未熟な私に、「ありがとう、出会えてよかった、一人じゃないって今は思える」っていつも言ってくれます。
私の方こそ「ありがとう」と言いたい。ひゅーちゃんを支援させていただいてありがとう!私達まごころランドを選んでくれてありがとう
これからも、一緒に、ひゅーちゃんの未来の為に頑張っていきましょうね。