今自分に出来る事をやりたい!・・・被災地のボランティアに入って

今自分に出来る事をやりたい!・・・被災地のボランティアに入って

昨日13日(火)かねてから希望していた、被災地新宮へのボランティアに入りました。

東北大地震の後も、なんとかボランティアに入りたいと思っていたのですが、あまりに遠く、かないませんでした。今回は、朝6時新宮に向かって出発!天気は快晴。少しでも被災された方達のお手伝いをしたいと、眠気も感じずに出発。

途中数回の休憩を取り、10時半新宮のボランティアセンターに到着

多くのボランティアさんが昼夜を問わずに頑張っていました。
食糧や飲み物、マスクやスコップ等の道具類も用意され、いたれりつくせりの対応に、ボランティアをさせて頂く為に来たのに、恐縮してしまいました。
そこでオリエンテーションを受けて、私達は、被害の大きかった高田地区に入る事に。

途中の道は、まだまだ水につかり、崖から転落しかけている家もあり、想像を絶するものでした。
途中の長いトンネルはまだ水がひかず、しかも電気が来ていない為、中は真っ暗でライトの明かりがあっても、とても暗く感じました。電線に川のゴミが多くひっかかり、この高さまで水が来た事を物語っていました。

やっとの思いで、高田地区に到着しました。

昼食を済ませて、いよいよお宅へ・・・

私達がボランティアをさせて頂いたお宅は、おばあちゃんが一人暮らしで、今は避難所暮らしをされています。床上1メートル以上の川の水の浸水に、多くの家財道具が流され、残った物も、全て泥と水に浸かっていました。

どんなに大切にしまっていたのだろうと思える品々・・・どの品物も思い出がいっぱい詰まっているだろうに、泥水につかり、悲惨な状況となっていました。

娘さんの結婚式のアルバムや、お手紙類もたくさんあり、その1つ1つを確認しながら、丁寧に分別して行きました。少しでも使えそうな物を見つけ出しては、おばあちゃんの手に返して行きました。

泥に浸かってしまった中から、思い出につながる物は、なんとか返してあげたい、その一心で、ボランティアに参加した人達は、時間をかけて泥を取り除いたりしながら、片づけていきました。炎天下のもと、14人が作業をしましたが、平均年齢も高く、2時間の作業でも、皆かなりの疲労状態となってしまいました。家の周りがすっかりと片付き、2時間前は、暗かったおばあちゃんの顔が、とっても明るい笑顔となりました。

でも、私達が出来たのは、ほんのわずかの事にしかすぎません。これからがもっともっと大変です。でも、頑張ってほしいと心からのエールを送りました。

もっともっと何かしたかったのですが、心を残しながら、おばあちゃんの家を後にしました。

帰り道ぐったりと疲れてしまった私は、車の中でうとうと・・・目が覚めると、目の前には古座のきれいな海が広がり、台風の爪後など何食わぬと言った表情で、いつもの景色でした。

同じ和歌山県でありながら、私の住む吉備町はいつもと何も変わらない景色です。たった2時間しか出来なかったボランティア活動です。本当は、1週間でも泊り込んでもっともっとたくさんの事をお手伝いしたいと思いました。でも、今私に出来る精一杯の事を少しずつやって行こうと思います。

忙しい業務の中、私の被災地へ行ってボランティアをしたいと思う気持ちを受け止めて、気持ちよく送りだしてくれたまごころランドのスタッフに心から感謝します。happy01

 

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